小田急電鉄は、2023年4月3日に入社式を行いました。会場となったのは、今秋にラストランを迎える特急ロマンスカー・VSE(50000形)の展望席。総合職10名、エキスパート職24名の計34名が、晴れて同社の仲間入りを果たしました。あわせて、同日に今年度の新卒入社者の初任給と、一般従業員の賃金引き上げについて発表しました。
今回の入社式は、同社若手社員の企画により実現。就役から18年間にわたり活躍し、間もなく引退を迎えるVSEから新入社員へと想いがつながれる特別な入社式になったとのことです。
また、新卒の初任給き上げについては、大卒総合職で昨年度の215,000円から21,600円増額し236,600円に。高校卒エキスパート職で昨年度の178,100円から23,000円増額し201,100円です。一般従業員の賃金引き上げについては、若年層を中心に月額最大13%程度、一般従業員1人あたり平均14,000円程度、4.5%程度を増額します。
このほか、若年層社員に対して独身寮の提供や、実家最寄り駅までの交通費を全額支給する 「帰省交通費支援制度」等による若年層の自立支援を実施。さらに育児・介護・病気治療など、仕事と家庭を両立するための制度の理解・浸透・活用促進を図るとし、既存概念に捉われることなく常に挑戦し続ける人材を求め、採用や人材育成に注力する考えです。