総合車両製作所(J-TREC)は、2023年5月11日に新型けん引車「ECOMO(Ecological-Mobility)」の導入を発表しました。車両は、水色系の1号機と黄色系の2号機の2両。既存のけん引車の置き換えと車両輸送時の脱炭素化を図るため、リチウムイオンバッテリーを採用しています。
同社で新造した車両の多くは、京急線神武寺駅付近(JR貨物との受け渡し地点)までけん引車で輸送し、出荷しています。けん引車は、これまでディーゼル車や電車を用いてきましたが、いずれも導入から約50年が経過。今回、北陸重機工製の最新鋭けん引車を開発導入することとなったそうです。
車両は、脱炭素化を目指して電気自動車と同様に大容量のリチウムイオンバッテリー を動力源とし、電気運転によってエンジンの排気煙や騒音の解消を図る環境に配慮したもの。JR東日本グループの一員として、「ゼロカーボン・チャレンジ2050」に向けた取り組みの一歩を踏み出す形です。