太宰治も渡った、撤去予定の「三鷹こ線人道橋」模型クオリティがすごかった!

ニュース画像:三鷹市民が自作した跨線橋の模型 - 「太宰治も渡った、撤去予定の「三鷹こ線人道橋」模型クオリティがすごかった!」
三鷹市民が自作した跨線橋の模型

©三鷹市

東京都三鷹市にある、中央線と総武線をまたぐ「三鷹こ線人道橋(こ線橋)」をご存知でしょうか?設置から約1世紀を迎える同こ線橋ですが、老朽化に伴い撤去する方針を、管轄するJR東日本八王子支社が2021年に発表しています。これを受け、こ線橋が所在する三鷹市は、階段と橋桁の一部保存に向けた検討と調査の実施を行う予定であることを明らかにしています。今後の動向が注目されるさなかの2023年4月、市民が制作した「三鷹こ線人道橋」の模型画像が三鷹市のウェブサイトで公開されています。

三鷹市によると、模型は実物の50分の1の大きさで金属製、制作期間は2年ほどで模型と一緒に持ち込まれた図面などの資料には、縮尺に使う数値などがびっしりと書き込まれているそう。制作者の三宅さんは、「今しか見られないと思い、細部まで写真を撮ってから制作に臨みました。こだわりのポイントは、太宰がいた頃をイメージして橋のフェンスを当時のデザインにしてあることで、一番の難所は階段の土台部分でした」とコメント。

三鷹ゆかりの文学者で世界的にも有名な太宰治が愛した場所としても知られ、今では、撮り鉄など鉄道ファンや小さな子ども連れのトレインビュースポットとしても人気のある「三鷹こ線人道橋」。具体的な撤去時期は未定ですが、三鷹市民はもちろん、多くの沿線住民に愛されるこ線橋の新たな保存方法など、注目が集まりそうです。

ニュース画像 1枚目:撤去予定の「三鷹こ線人道橋」
撤去予定の「三鷹こ線人道橋」

©レイルラボ ニュース

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