鉄道災害調査隊の活動イメージ
鉄道・運輸機構(JRTT)は、2023年6月1日(木)、、自然災害等により被災した鉄道施設等の早期復旧を支援するための新組織として「鉄道災害調査隊」を創設すると発表しました。
近年、激甚化・頻発化している自然災害により多くの鉄道路線が被災し、被災時の支援活動の強化や復旧の早期化が急務となっています。梅雨などの出水期を迎え、今後、河川の氾濫による浸水や土砂災害による被害が発生することも懸念されます。
「鉄道災害調査隊」は、こうした昨今の自然災害から早期復旧を目指すため、新幹線の建設等で培った技術力を活用し、被害状況の調査など技術的支援を行う目的で開設されるもの。隊員は、JRTTの職員で構成されます。
豪雨、台風、地震、津波などの自然災害により、鉄道施設等への被害が生じ、鉄道事業者等がJRTTの支援を必要とする場合に、国土交通省からの派遣要請に基づいて、いち早く被災現場に出向き、支援を行うとしています。
JRTTでは、2019年に発生した台風19号で被災した岩手県 三陸鉄道からの要請を受け、復旧支援を実施。リアス線の早期復旧に協力しました。