NHK大阪は、2023年6月15日(木)に「シリーズ 御堂筋線モダン建築でたどる大阪100年 後編 70年万博からバブル期、そして未来都市OSAKA」を放送します。放送時間は19時30分から20時15分。番組は前編・後編を2週に分けて放送、ナビゲーターは片岡愛之助です。なお、放送後2週間は「NHKプラス」で配信され、全国で視聴できます。
2025年の大阪・関西万博まで、いよいよ2年。舞台となる大阪とは、いつ、どんな過程を経て出来た街なのでしょうか?折しも今年は、大阪最古の地下鉄 大阪メトロ 御堂筋線(1号線)の開業90年と、直通運転する北大阪急行の箕面延伸の節目の年。沿線には、大阪の大動脈としてその発展を支えてきた建造物が、奇跡的に数多く残されています。番組は、界わいに現存するモダンビルや地下街および周辺地域の歴史を掘り下げ、大阪100年を前後編で立体的に描くものです。
後編では、1970年代の開発ラッシュから現在、さらには大阪の未来までを紹介します。1970年の大阪万博を契機に、御堂筋線は万博会場に通ずる北大阪急行との乗入れを開始。戦後の無秩序が残っていた梅田では駅前第一ビルが竣工、その後、第四まで建設され、新宿西口を上回る高層ビル街となりました。90年の花博を契機とした鶴見緑地線・大阪モノレール新設など「大阪開発ラッシュ」の中、景観論争の先駆けとなる御堂筋沿道高さ(100尺)制限がついに緩和されます。そして2000年代に突入。今年度末には御堂筋線が乗り入れる、北大阪急行が延伸されます。御堂筋ビジョン(2019)に基づき、御堂筋側道完全歩道化も計画されるなど、変わり始めた大動脈と大阪の未来を見つめます。