西武鉄道は2023年7月10日(月)から、西武新宿駅にて多言語に対応した翻訳対応透明ディスプレイ「VoiceBizⓇUCDisplay」の実証実験を開始します。
この実証実験は昨年10月の水際対策緩和以降、急速に需要が回復する訪日外国人観光客の受け入れ体制強化を目的に実施するもので、同社でも特に利用者の多い西武新宿駅に設置。アプリ等の操作を必要とせず、透明ディスプレイ越しに相手の表情を見ながら円滑な多言語コミュニケーションが実現するとのこと。
凸版印刷が提供する「VoiceBizⓇUCDisplay」は、NICT(情報通信研究機構)が開発した翻訳精度の高い国産翻訳エンジンを活用しています。日本語から英語、韓国語、中国語(簡体字)、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、ポルトガル語、ミャンマー語、スペイン語、フランス語、フィリピン語に翻訳可能です。
西武鉄道は、今回の実証実験での同システムの有用性を検証し、今年秋頃の本格導入を目指すとしています。