JR東日本横浜支社は、2023年8月5日(土)夜に発生した東海道線 大船駅構内での列車と電化柱が衝突した事故について、当時の状況を発表しました。
事故は、5日21時24分頃に大船駅構内 構客止2号(47k243m)で発生。東海道線小田原発横浜行き9974E列車(E231系 S-14編成)が、藤沢~大船間を走行中に電化柱と衝突しました。約1時間後の22時24分、停車した列車の乗客に降車案内を順次開始(東海道線6本、横須賀線4本、京浜東北・根岸線3本)。その後、深夜の6日2時17分に復旧作業に着手、損傷した電化柱・架線等の撤去及び調整作業を実施し、2時46分に京浜東北・根岸線が、4時17分に横須賀線が運転再開しました。4時42分に当該列車の車両点検を開始、5時台に送電を開始し、7時12分に当該列車のみ運転を再開。8時に東海道線全面で運転再開しました。
同社が公開した画像では、先頭車両が大きく損傷、屋根に穴が空いた様子や車内の天井板や吊手棒の落下など、事故の衝撃を物語っています。
この事故により、約15万人に影響が発生、3名がケガ、9名が気分が悪くなるなどの申告をしました。JR東日本は、事故について、原因は調査中とし、「お怪我をされたお客さま、気分が悪くなったお客さまに深くお詫び申し上げます。あわせて、ご利用のお客さまにご迷惑をおかけしましたことにお詫び申し上げます。」と陳謝。同種箇所の緊急点検と原因究明を実施し、必要な対策を講じていく考えを公表しています。