ついに、新幹線が貨物列車化?!上越新幹線で“荷物のみ”のトライアル運行へ

ニュース画像:上越新幹線 2023年01月10日撮影 - 「ついに、新幹線が貨物列車化?!上越新幹線で“荷物のみ”のトライアル運行へ」
上越新幹線 2023年01月10日撮影

©レイルラボ 立体さん

JR東日本とジェイアール東日本物流は2023年8月31日(木)、上越新幹線で「荷物のみ」を輸送する臨時列車をトライアル運行します。

この取り組みは、新幹線の速達性と定時性を活かした新幹線荷物輸送「はこビュン」を利用し、物流の「2024年問題」やCO2排出量削減、さらには地方創生への貢献を目的としています。

今回のトライアルでは、上越新幹線の臨時列車(E7系 12両編成)を使用し、1往復を運行予定。一般の座席販売は実施しません。運行スケジュールは、上り列車が新潟新幹線車両センターを9時31分に出発、東京新幹線車両センターに11時56分に到着。折り返しの下り列車が東京新幹線車両センターを16時32分に出発、新潟駅に18時48分に到着予定です。

荷物は、上り列車では7~10号車に、下り列車では9~10号車に搭載します。主な輸送商品は鮮魚、青果、菓子、酒類、生花、精密機器部品、医療用医薬品、雑貨など。上り列車で約700箱、下り列車で約100箱の荷物を輸送する予定です。

ニュース画像 1枚目:新幹線荷物輸送「はこビュン」による車両基地間の輸送トライアル イメージ
新幹線荷物輸送「はこビュン」による車両基地間の輸送トライアル イメージ

©JR東日本

トライアルでは、新幹線車両基地での荷捌き等の実現や一連の業務の生産性向上に向け、新潟県と東京都内の新幹線車両基地での積み下ろしが検証されます。車両基地での荷捌きは、従来の駅ホームでの作業と比較して、より効率的な荷物の取り扱いが可能に。乗客を気にせずスペースと時間を十分に確保できるほか、車両基地内の既存機材(フォークリフトやターレットトラック等)を活用することで、人手不足を考慮した荷扱い業務の省力化が図られるとのことです。

今後、JR東日本は新幹線を活用した多量輸送の事業化を目指し、継続的なトライアルを実施していく方針を明らかにしています。

期日: 2023/08/31

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