広島電鉄イメージ 広電5100形 2019年08月01日撮影
広島電鉄は2023年8月28日(月)から、1号線の広電本社前～広島港間で、一部の連接車両においてワンマン運行を開始します。
一部の連接車両においてワンマン運行する区間 1号線 広電本社前～広島港間
連節車両のワンマン化では、運転士が4カ所の扉を一斉に開閉操作します。新たに車内に設置されたカメラとモニターを使用して、運転士が扉や車両周辺を確認、安全に扉の開閉操作を行います。
ワンマン運行時には、最も後ろの扉である「車掌台扉」からの降車方法が変更に。具体的には、ワンマン運行時には、車掌台扉からは現金と、1人でICカードを利用する乗客のみが降車できます。その他の方法で運賃を支払う場合、例えば1枚のICカードを複数名で利用する場合や、乗務員に呈示する「一日乗車券」等を使用する場合は、運転台扉からの降車が求められます。
連接車両ワンマン運行時の降車方法
安全対策として、電車の各出入口扉を撮影するカメラが車内に、車両側面を撮影するカメラが車外に設置されます。これにより、運転台に設置されたモニターで映像を確認し、安全に扉の開閉操作や車両周辺の確認が可能。さらに、車内での非常事態に備えて、非常用スイッチが扉付近に設置されています。
なお、1号線の広島駅～広電本社前間は、従来通り運転士と車掌のツーマン運行が継続されます。ワンマン運行が実施されるのは、1号線で運行される連接車両の中で、ラッシュ時間帯には2～3編成、ベース時間帯には2編成です。
