JR東日本は2023年9月1日、「中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業」の概要について発表しました。中野区及び東京メトロと協力して推進している事業で、中野駅新駅舎と南北自由通路については、2026年の開業を予定。新駅舎にはエキナカ商業施設のほか、駅ビル「アトレ」を併設します。
事業では、駅西側線路上空に南北自由通路を整備、合わせて、新たな橋上駅舎の建設により、現在の北口改札やコンコースの混雑緩和及びバリアフリー設備の拡充を図ります。また、駅前広場を整備する中野区や周辺再開発事業者と連携し、回遊性のある多彩な魅力を持った中野の玄関口を目指す考えです。
建設されるのは、敷地面積は約7,700平方メートル、延床面積は新駅舎が約2,700平方メートル、商業施設は約16,900平方メートルです。地上5階建てで2階に駅舎及び店舗、3階〜4階は店舗、5階は後方施設が入居。駅ビル商業施設はアトレ、エキナカ商業施設はJR東日本クロスステーションがそれぞれ運営します。
橋上改札階(2階)には、南北自由通路に繋がる改札口を新設。改札内には15人乗りエレベーター4基と、バリアフリートイレを含む旅客トイレを新たに設置します。また、各ホームにはホームドアを設置予定です。
商業施設の開業時期、ホームドアの設置時期については、決定次第発表されます。