JR西日本、N700系「のぞみ34号」台車亀裂の重大インシデントで役員報酬を返上

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台車の亀裂の様子

©JR西日本

JR西日本は、2018年1月5日(金)、同社所有のN700系新幹線で発生した重大インシデントについて、経営責任を問うものとして、役員の報酬返上と関係部門長の処分を行うと公表しました。

このインシデントは、2017年12月11日(月)、「のぞみ34号」として博多駅から東京駅へ向かっていたN700系K5編成において、走行中に異臭と異音が発生、17時3分ごろに名古屋駅で床下点検を実施した結果、13号車の歯車箱付近に油漏れを確認、さらに点検を行った結果、台車に亀裂と継手の変色が確認されたものです。

役員の報酬返上は、同社社長と副社長が3カ月の報酬の5割を返上、取締役会長が3カ月の報酬の3割を返上します。このほか、新幹線管理本部長は1カ月の報酬3割、安全推進部長、鉄道本部新幹線統括部長、鉄道本部運輸部長は1カ月の報酬2割を返上するほか、他の執行役員においても報酬返上が行われます。また、鉄道本部車両部長に対しては戒告処分が実施されています。

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