都営地下鉄のホームドア 全駅で設置完了へ
東京都交通局は2023年11月6日、都営地下鉄の全線全駅で進めているホームドア整備計画について、2024年2月20日に全駅での整備が完了すると発表しました。
都営地下鉄の全106駅へのホームドア設置は、これまで2000年に三田線、2013年に大江戸線、2019年に新宿線で完了。残る浅草線は、11月18日に西馬込駅でのホームドア運用を開始予定で、同局の管理駅としては全駅が完了。最後の1駅となる京成電鉄と共同で整備を進めている押上駅が、2024年2月20日に完了する予定です。
なお、浅草線でのホームドア整備について東京都交通局は、複数の鉄道事業者と相互直通運転を行っているがゆえの課題や、世界的な半導体不足の影響により最大10か月の工程の遅れがあったとしています。他の路線では、車両側にホームドアを開けるための機器を設置していますが、浅草線においては、他社からの乗り入れが多く、車両によっては機器の設置が困難であるなどの課題がありました。このため、QRコードを用いたホームドア開閉連動技術をデンソーウェーブと共同開発、この問題を解消しています。
QRコードを用いたホームドア開閉連動技術について ※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です
