JR東日本、2022年度の利用少ない線区収支公表 久留里線は100円稼ぐのに1.6万円

ニュース画像:キハE130系 2017年09月11日撮影 - 「JR東日本、2022年度の利用少ない線区収支公表 久留里線は100円稼ぐのに1.6万円」
キハE130系 2017年09月11日撮影

©レイルラボ りんたろうさん

JR東日本は2023年11月21日(火)、2022年度の1日の平均通過人員が2,000人以下の「利用の少ない線区」とその収支を公表しました。対象区間は34路線62区間で、このすべてが赤字となりました。

このうち平均通過人員が最少となったのは、陸羽東線 鳴子温泉~最上間で44人、100円の運輸収入を得るために要した営業費用は15,184円。また、関東エリアの久留里線 久留里〜上総亀山間で1日54人、100円の運輸収入を得るために要した営業費用は16,821円と最も高くなりました。

赤字額が最も大きい区間は、羽越本線 村上〜鶴岡間の49億4,600万円、次いで奥羽本線 東能代〜大館間の32億9,600万円。また、国鉄から民営化した1987年と比較して最も利用者が減少したのは津軽線 青森〜中小国間で95%、次いで奥羽本線 新庄〜湯沢間、花輪線 荒屋新町~鹿角花輪間、磐越西線 野沢~津川間で94%の減少でした。

データの公表は、地域の人に各路線の現状を理解してもらうとともに、持続可能な交通体系について建設的な議論を進めることを目的として、2019年度から毎年実施しています。

なお、今回、只見線 会津川口~只見間、上越線 越後湯沢~ガーラ湯沢間、津軽線 中小国~三厩間および米坂線 今泉~小国間、小国~坂町間および陸羽西線 新庄~余目間は対象外です。

ニュース画像 1枚目:2022年度 平均通過人員
2022年度 平均通過人員

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