上毛電気鉄道は、2024年2月下旬を目処に新型車両の800形電車を導入すると発表しました。東京メトロ日比谷線で運用されていた03系を改造した車両で、まずは2両1編成の運用を開始します。
800形は、環境にやさしく省エネルギー化を実現する機器や、代替フロンを使用した大容量の冷房装置を搭載。さらに、液晶運賃表示器、車内表示器、防犯カメラが設置されていることから、サービス向上およびバリアフリー化が図られるとしています。
800形の導入により、1998年から長年にわたり運用している700形(元京王電鉄井の頭線3000系)の16両8編成のうち、6両3編成を順次更新する計画です。
800形として運用される03系は、帝都高速度交通営団(営団)時代の1988年に導入され、全42編成が製造されました。東京メトロでは2020年2月に全車が引退し、一部車両が熊本電気鉄道、北陸鉄道、長野電鉄へそれぞれ譲渡されており、今回の上毛電鉄が4社目です。