東京メトロは、2023年12月16日(土)から南北線9000系を8両編成化した1編成の運行を開始します。
今回の増結は、南北線における輸送力の増強を目的として、既に営業使用されている9000系車両に新造車を2両を追加するものです。6両から8両編成になることにより、定員は882人から1,200人へ向上し、混雑緩和が見込まれます。
また、今回の8両編成化においては、1995年の運行開始から30年近く経過している9000系の搭載設備を最新車両と同等水準に刷新する大規模改修も併せて実施。大地震等の発生により、万が一脱線した場合にも自動で列車を停止させる脱線検知装置の搭載、全車両へのフリースペース設置や、車両を動かすための制御装置(VVVF)の性能向上などを行うことで、安全性、利便性、快適性、及び省エネ性が向上します。
東京メトロは今後、9000系車両13編成で同様の車両工事を実施し混雑緩和を図る計画です。