JR東海、リニア開業予定変更へ 南アルプストンネル着手見込み立たず

ニュース画像:L0系 2020年09月21日撮影 - 「JR東海、リニア開業予定変更へ 南アルプストンネル着手見込み立たず」
L0系 2020年09月21日撮影

©レイルラボ トレインさん

JR東海は2023年12月14日、国土交通大臣宛でリニア中央新幹線 品川〜名古屋間の工事実施計画及び変更の認可申請を行うことを発表しました。工事完了予定時期を2027年から2027年以降に変更します。

リニア中央新幹線は、品川〜名古屋間(約285km)を約40分で結ぶ計画で、2027年の開業に向けて現在工事が進められています。しかし、工事区間の静岡工区については、大井川の水資源減少の懸念から静岡県が難色を示しており、南アルプストンネルのトンネル掘削工事に未だ着手の見込みが立たない状況です。これを踏まえ、完了予定時期を変更し、工期の見通しが立った段階で、改めて工事完了の予定時期の変更申請を行うとしています。

あわせて、これまでに認可を受けた工事実施計画での工事費4兆8,536億円に、駅・車両基地の建築工事や設備工事、車両等の費用と難工事への対応、地震対策の充実、発生土活用先の確保等に伴う費用を追加し、7兆482億円へと変更します。

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