箱根登山鉄道は、2024年2月1日(木)から箱根登山電車 宮ノ下駅と小涌谷駅の営業体制を変更すると発表しました。両駅ともに同日の始発から終日係員が不在となります。
営業体制の変更について同社は、昨今の鉄道を取り巻く環境を見据えての対応としています。不在時は、自動券売機の締め切り作業や構内清掃・見回りのため強羅駅の係員が毎日1回巡回を行います。自動券売機は始発から終電まで利用でき、ICカードのチャージも可能。駅窓口付近には、強羅駅係員と通話可能な直通電話を設置、乗り越し精算などについて連絡ができます。
また、大幅な列車遅延等が発生した場合には、強羅駅より一斉放送装置で案内放送を実施。駅に監視カメラを設置し、主管駅である強羅駅をはじめ社内主要各所においてリアルタイムでの状況が確認できる体制を整えるとしています。
なお、車いすの利用等で介助が必要な場合、基本的には予約制とし、利用日時に強羅駅係員を派遣。予約なしで利用する場合でも、強羅駅係員を派遣して対応します(待ち時間あり)。
小涌谷駅は、周辺に「彫刻の森美術館」や「箱根小涌園ユネッサン」「箱根神社」などの観光施設が点在。宮ノ下駅も「富士屋ホテル」などの宿や足湯の楽しめるカフェ、ショップなど街歩きをする観光客で賑わいます。