BSフジで毎月第2月曜深夜放送の、鉄道ファンのトレイン活動を応援する番組「Let’sトレ活!」。MCは、女子鉄アナウンサーとして人気の久野知美さんが務めます。毎回、鉄道好きのメンバーが集結し、人気の車両や、惜しまれつつ引退した名車、最新車両から、模型、歴史、時刻表、音など、鉄道に関するありとあらゆるテーマを深く掘り下げます。今回、レイルラボ編集部は2024年2月12日(月)深夜放送分の「貨物鉄道輸送」特集第2弾の撮影現場である鉄道博物館(さいたま市大宮区)を訪問。撮り鉄でもある演歌歌手の徳永ゆうきさん、鉄道好きで気象予報士・税理士でもある藤富郷さんとジェイアールエフ商事社長の花岡俊樹さんをゲストに迎え行われた、番組収録の様子と有事の際も重要な役割を担う「貨物鉄道輸送」について紹介します。
今回は貸切の「鉄道博物館」からお届け #借景鉄 も
今回の収録は、鉄道博物館 車両ステーション1Fにて行われました。収録前には、 車両ステーション中央に展示されている「C57形蒸気機関車(C57 135)」を前に、自身の鉄道模型を持参した藤富さんが #借景鉄 なる趣味の撮影を敢行。その姿を撮影する徳永さんという、なんとも鉄分多め男子の子どものようなはしゃぎっぷりに、夢の国“鉄道博物館マジック”を目の当たりにしました。
「貨物鉄道輸送150年」記念展示を開催中
同館では、本館2階車両年表エリアにて3月29日(金)まで貨物鉄道輸送150年記念展示を開催中。これまでの貨物鉄道の歴史の振り返りや、現在の取り組み、未来への展望を紹介するほか、貴重なヘッドマークなども展示しています。当日は久野さんをはじめ、徳永さん、藤富さんも熱心に見学していました。
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第2弾となる「貨物鉄道輸送」特集は有事の際の貨物の重要性
撮影は「貨物鉄道輸送」ということで、コキ50000形をバッグにして行われました。前回の鉄道貨物輸送150年特集では、今日までの貨物輸送の歴史を紐解きましたが、今回は有事の際の貨物輸送の重要性などについて紹介。2011年3月11日に発生した東日本大震災、そして1月1日に発生した能登半島地震など、列島各地で発生する災害時の対応について、元JR貨物東海支社長でもある花岡さんが当時の状況などを詳しく解説。
東日本大震災時には、地震と津波の影響で、東北地方を中心に広い地域で被災し、東北の大動脈である東北本線や東北自動車道など、交通網が寸断されました。そこでJR貨物、JR東日本と石油会社などが各社の垣根を越え、日本海側から鉄道路線で被災地へ石油輸送等を実施したそうです。当時、新潟で勤務をしていた花岡さんの実際のエピソードに、出演者一同が感激する一幕も。また、1月1日の能登半島地震の被災自治体への救援物資の無償輸送についても触れ、有事の際の「貨物鉄道輸送」の重要性について学ぶことができました。
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人気のジェイアールエフ商事さんの貨物グッズ販売も!
当日は、ジェイアールエフ商事で鉄道グッズを手掛けるスタッフの皆さんも登場し、新商品のDaily russet(デイリーラシット)とコラボした20Dコンテナ型の「バックパック」「リバーシブルトートバッグ」などを紹介しました。和気あいあいとしたスタッフの皆さんが企画する商品は、毎回話題を呼ぶ人気商品で品切れも出ているとか。
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久野さんにとって貨物鉄道とは
今回2回にわたって特集する「貨物鉄道輸送」特集。自身も鉄道貨物協会「鉄道貨物輸送親善大使」を務める久野さんにとっては、特に思い入れのある貨物鉄道について伺いました。
「前回の第1弾では、歴史や貨物列車の魅力・楽しみ方などを中心に紹介しました。今回は、東日本大震災や1日に発生したばかりの能登半島地震などで活躍する貨物輸送の重要性・大切さを改めて感じられる回になったと思います。大人はもちろん、子どもたちにも番組を見てもらい、また、JR貨物のイベントなどに参加してもらって、将来貨物鉄道に携わってもらえるような夢を持つきっかけになればとても嬉しいです。」
今回収録した番組は、2月12日(月)深夜24時から24時25分にBSフジで放送予定です。