東海道新幹線 徐行による遅延 サンライズは運休へ、JR各社「南海トラフ地震臨時情報」で運休や遅れ発生

ニュース画像:南海トラフ巨大地震、複数の想定されるケースの最大値の分布 - 「東海道新幹線 徐行による遅延 サンライズは運休へ、JR各社「南海トラフ地震臨時情報」で運休や遅れ発生」
南海トラフ巨大地震、複数の想定されるケースの最大値の分布

©気象庁

気象庁は2024年8月8日、日向灘沖で発生した地震により、後発地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まっているとして、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。これに伴い、JR各社は9日(金)以降の運行計画を明らかにしています。

JR東海

東海道新幹線は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が解除になるまでの間、三島駅~三河安城駅間で速度を落として運転します。これにより、全列車で少なくとも10分以上の遅れが見込まれるとしています。旅行計画を変更する場合、無手数料で変更・払い戻しを行う特別対応を実施します。

在来線では、JR東海・JR東日本・JR西日本・JR四国が関係する「寝台特急 サンライズ出雲・瀬戸号」、JR東海とJR西日本が関係する「特急 南紀号」、JR東海の「特急 伊那路号」・「特急 ふじかわ号」を、巨大地震注意が解除となるまでの間運休します。運休期間は1週間程度を見込んでいるものの、今後の状況次第で変更になるとしています。

JR東日本

8日から当面の間、東海道線(平塚~熱海間)・伊東線(熱海~伊東間)・中央線(大月~茅野間)の上下線で、速度を落として運転を行います。これにより、東海道線・湘南新宿ライン・上野東京ライン・伊東線・中央線では、遅れや運休が発生する場合があるとしています。また直通運転を行う伊豆急行線でも、伊東~伊豆急下田間で徐行運転を実施しています。

JR西日本

紀伊半島南部の海沿いを走る紀勢線(きのくに線)では、新宮~御坊間で当面の間、徐行運転を行います。また「特急 くろしお」は、和歌山~白浜・新宮間で当面の間、運転を取りやめます。

JR四国

牟岐線(由岐~阿波海南間)・土讃線(吾桑~土佐久礼間)で当面の間、徐行運転を行います。これにより、高知駅での接続が変更になり乗り換えができない場合や、高知~窪川間では運休が発生する可能性があるとしています。また、一部直通運転を行う土佐くろしお鉄道も、中村・宿毛線で徐行運転を実施することが発表されています。

JR九州

9日(金)の運行計画として、九州新幹線(博多〜鹿児島中央間)・西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)は通常運行するものの、在来線では「特急 きりしま」・「特急 ひゅうが」・「特急 海幸山幸」は全列車運休、「特急 にちりん」・「特急 にちりんシーガイア」は一部区間・列車が運休になります。快速列車や普通列車では、日豊本線(佐伯~延岡間、延岡~鹿児島間)・日南線(南宮崎~志布志間)・宮崎空港線(田吉~宮崎空港間)・吉都線(吉松~都城間)・肥薩線(吉松~隼人間)で始発から運転を見合わせます。

各社とも、利用前に最新の運行情報を確認するよう呼びかけています。

もっと、詳しく見る!

ニュースURL

関連ジャンルニュース

このニュースの関連ジャンルのニュースを紹介しています。