JR東日本、PASMO協議会、東京臨海高速鉄道は、2024年9月1日(日)より記名式の交通系ICカード「Suica」及び「りんかいSuica」、「PASMO」カードの発売を再開すると発表しました。
「Suica」「PASMO」カード等については、世界的な半導体不足の影響により、製造に必要なICチップの入手が困難となり2023年6月に無記名式カードが一時発売中止に。同年8月には、記名式カードにまで影響範囲が拡大していました。
今回、半導体の供給が回復し、今後も継続して供給できる見込みがたったため、カードの発売再開が決定したとのことです。無記名式のカードについては、直近で調達可能なカードの供給数量では在庫不足となる可能性が高いことから、引き続き発売中止を継続します。
昨年から「Suica」サービスを拡大した青森、盛岡、秋田及び山形県(今年3月)では、記名式及び無記名式カードの新規発売を継続していますが、同日より他エリア同様、無記名式カードの発売を中止し、記名式カードのみの発売に変更されます。
なお、一部の駅(空港)に限定していた訪日外国人旅行者向けICカード乗車券「Welcome Suica」の発売場所も拡大。発売枚数は引き続き、1人につき1枚までです。 発売場所は以下のとおり。
【発売場所】
東京駅、品川駅、渋谷駅、新宿駅、池袋駅、上野駅、成田空港駅、空港第2ビル駅、羽田空港 第３ターミナル駅の駅たびコンシェルジュ、JAPAN RAIL CAFE TOKYO 成田空港駅、空港第2ビル駅、羽田空港第３ターミナル駅のWelcome Suica 専用発売機
「PASMO」カードの「PASMO 企画乗車券」「バスの持参人式PASMO 定期券」等、一部の無記名式カードは引き続き購入可能。発売場所は、PASMO協議会加盟事業者によって異なります。
JR東日本、PASMO協議会、東京臨海高速鉄道は、新たに「Suica」「PASMO」を利用する際は、手持ちのスマートフォンでいつでも始められる「モバイルSuica」「モバイルのPASMO」を利用するよう呼びかけています。
