JR中央線快速電車(青梅線)で使用されるE233系0番台の車両前面にステッカーが掲出されているのをご存知でしょうか?
中央線快速ならびに直通運転を行う青梅線では、2024年度末からグリーン車(2両連結)のサービスを開始予定です。既存のE233系(10両編成)に、新造した2階建てグリーン車を2両組み込んだ12両編成で運行する計画です。順次、グリーン車両の製造が進んでおり、現在完成した車両の試運転を同線内などで実施中。グリーン車を、2両または4両増結した姿を見ることができます。
ステッカーは、今後、運行開始予定の12両編成と現行の10両編成を区別するためのものと見られ、全編成が12両化されるまでの期間限定掲出といえます。
9月現在、10両を示すステッカーは全3種類のようです。シンプルな「10CARS」2種のほか、グリーン車マークが途中まで塗られている「10made to be」という文字が描かれた1種。遊び心がある可愛らしいデザインです。
このほか、6両+4両で運行するH編成には「Chuo Ome Line」にタヌキらしきデザインのステッカーもあります。
ちなみに、中央線快速で2編成のみ在籍する209系1000番台「81」「82」については、いずれもステッカーの掲出はありません(8月末現在)。E233系のグリーン車組み込みの穴を埋めるために助っ人として頑張る2編成は、区別する必要のないまま運用終了となるのか、その去就も気になるところです。
世界的な半導体不足の影響により、大幅に遅れていた中央線快速電車でのグリーン車サービスですが、車両の組み込みだけでなく、12両化に向けた各駅のホームの延伸や設備の設置なども順調に進んでいます。期間限定の“10両だよ”ステッカーを、みなさんも写真などに収めてみてはいかがでしょうか?