273系「やくも」 2024年08月16日撮影
国土交通省鉄道局は、第23回「日本鉄道賞」の受賞者を発表しました。2024年の日本鉄道大賞は、JR西日本273系の新型特急「やくも」が受賞しました。「やくも」は、山陽エリアと山陰エリアを結び、沿線の文化や風景、自然といった地域資源と乗客をつなぐ列車として評価されました。
新型「やくも」は、沿線の景観を最大限に楽しめるよう設計された車両であり、半個室空間やバリアフリー対応の設備、衝突対策技術の導入など、先進的な技術と快適な乗車体験を提供しているとのこと。これらの特徴が、鉄道が持つ「つながる」という機能を最大限に発揮しているとし、今回大賞が授与されました。
また、特別賞には、災害医療への鉄道の活用を提案したRail DiMeC研究会、JR九州の自動運転技術を活用した「GOA2.5」の実用化プロジェクト、宇都宮ライトレールの「芳賀・宇都宮LRTライトライン」、東武鉄道の新型特急「SPACIA X(スペーシア X)」などが選ばれました。
「日本鉄道賞」は、「鉄道の日」の創設趣旨に基づき、鉄道に対する国民の理解と関心を高めることを目的とし、優れた取り組みに対して表彰を行っています。今回の選考は、日本鉄道賞表彰選考委員会によって、全応募案件22件の中から受賞者が決定されました。
受賞者一覧
©国土交通省鉄道局
