VSEの後継登場へ! 小田急、新型「ロマンスカー」の車両設計に着手 2029年運行開始予定

ニュース画像:小田急50000形 2023年12月10日撮影 - 「VSEの後継登場へ! 小田急、新型「ロマンスカー」の車両設計に着手 2029年運行開始予定」
小田急50000形 2023年12月10日撮影

©レイルラボ masakiさん

小田急電鉄は、2024年9月2日より新型「ロマンスカー」の設計に着手したことを発表しました。2029年3月の運行開始を目指して開発されます。

新型「ロマンスカー」は、現在運行中の30000形「EXE」未更新車を代替する車両で、2023年12月に引退した50000形「VSE」の後継として位置づけられています。車両の内外装デザインは「COA(コア)一級建築士事務所」が、車両設計は日本車輌が担当。日本車輌は「EXE」や「VSE」など、これまでも「ロマンスカー」向け車両の設計を担当している実績があります。小田急は新型「ロマンスカー」について、これまで育んできた「ロマンスカー」ブランドを継承しながら、一層上質な移動時間を提供できる車両にしていきたいとしています。今後、約1年をかけてコンセプトやデザインの検討を深度化し、その後車両製造の決定に関する社内手続きを完了していく構えです。

ニュース画像 1枚目:小田急30000形 2024年06月08日撮影
小田急30000形 2024年06月08日撮影

©レイルラボ 湘南特快さん

50000形「VSE」は、2005年より運行を開始した箱根観光用の「ロマンスカー」で、富士山に積もった雪のような真っ白な車体に「バーミリオン・オレンジ」カラーの帯を配したデザインが特徴。「ロマンスカー」伝統の前面展望席を備えたほか、連接台車や車体傾斜装置などの技術も採用されました。全2編成が製造され、国内外の利用者から人気を集めたものの、2023年12月に運用を終えています。

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