東海道・山陽新幹線の運転管理システム「コムトラック」、2023年に更新 遅延波及を防止

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©JR東海

JR東海は2018年1月25日(木)、東海道・山陽新幹線で導入している運転管理システム「コムトラック」について、10世代目となる次世代システムを導入し、列車の進路制御の仕組みや装置構成の見直しを実施すると公表しました。

システムでは現状、後続列車に発生しうる遅延を考慮せず、移動の条件が整った列車から順に進路を開通させている仕組みに対し、新システムでは、後続列車に発生しうる遅延を考慮し、渋滞が発生しないよう進路を開通させる進路制御が導入される計画です。JR東海では、この改修により、ダイヤが乱れた際、複数列車への遅延波及を防止し、遅延を長引かせない効果があるとしています。

また、現状システムでは計算機1台に機能を集中していますが、新システムでは、複数の計算機に機能を分散し、システムトラブル発生時の影響範囲の最小化が図られます。

新システムの取替費用は約216億円で、稼働時期は2023年10月の予定です。

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