コンテナ車とコンテナの高さの比較
JR貨物は、2018年2月14日(水)、鉄道コンテナ輸送に使用している汎用コンテナのサイズを、従来のものに比べ高さを拡大した、背高コンテナに変更すると発表しました。
コンテナのサイズは、コンテナ車積載時の車両限界および道路輸送時の道路交通法の規定の範囲などを勘案して決定されます。そのため、従来は床面高さが1,100ミリメートルのコキ50000形を基準に、高さ2,500ミリメートルの19形式コンテナを汎用コンテナのサイズとしてきました。
汎用コンテナのサイズ変更は、3月17日(土)のダイヤ改正において、コキ50000形が定期運用を終了し、全てのコンテナ車が、床面高さ1,000ミリメートルのコキ100系などに統一されることから実施されるものです。コキ100系への統一により従来は背高コンテナとして輸送区間を制限していた、高さ2,600ミリメートルの20形式コンテナを制限無しで、輸送できるようになります。
この変更に伴い、今後は従来の19形式より背高で積載量の多い、20形式コンテナを汎用コンテナサイズに制定、これにより、容積が両開きコンテナでは従来の18.7立方メートルから19.5立方メートルへ、妻側開きコンテナでは18.6立方メートルから19.5立方メートルに増加します。
JR貨物では、2018年度中に両側開きコンテナの20Dを2,650個、妻開きコンテナの20Gを1,300個新製し、19形式コンテナから20形式コンテナへの切り替えを進めていきます。
詳しくは、JR貨物のウェブサイトを参照ください。
