JR西日本は2018年4月18日(水)、ソフトバンクの協力の下、仮想現実(VR)技術を活用した安全教育プログラムを、2018年5月以降に導入すると発表しました。
このプログラムは、「JR西日本グループ鉄道安全考動計画2022」において掲げたヒューマンファクターの観点を取り入れた実践的な教育プログラムの一つとして、導入するものです。
従来の座学や映像による研修だけでは身近な問題として感じることが難しい事例を、「CG」ではなく「実写」を使用したVRでリアルに体感し、列車に接触する「触車」や高所からの「墜落」など計9つの労働災害の防止を図ります。労動災害の結果の恐怖感を煽ることより、それに至るプロセス体感に重点を置いた内容で、実践に結びつくヒューマンファクターの理解につなげていくことを目的にしています。
教育を受ける対象者は、鉄道事業に従事する約35,000人のJR西日本およびJR西日本グループの社員です。同社の教育施設である社員研修センター内の「安全体感棟」で、実施されます。詳しくは、JR西日本のウェブサイトを参照ください。