JR貨物は2018年5月16日(水)、2018年4月期の輸送動向について公表しました。2017年度は高速貨物列車が40本運休しましたが、2018年度は運休を伴う大きな輸送障害はなく、安定した輸送ができたとしています。ただし、公表された資料によると、コンテナ・車扱の合計は、前年比99.6パーセントと減少しています。
コンテナ輸送は、全体で前年比99.6パーセントでした。これは、積合わせ貨物がトラックドライバー不足に伴い、東海~九州地区間など中長距離帯で好調なことや、エコ関連物資が北海道発着の建設発生土や関東発の焼却灰が増送となった一方で、紙・パルプは新聞紙・コート紙の国内需要が低迷していることから輸送量が大幅に減少、さらに農産品・青果物は北海道産や新潟産などの民間流通米輸送が低調となったため、全体でも前年を下回りました。
車扱貨物は、気温が前年より高く推移し、灯油および重油の需要が落ち込んだことから、前年を下回りました。これにより、車扱全体では前年比99.5パーセントでした。詳しくは、JR貨物のウェブサイトを参照ください。