JR東海、在来線のトンネル覆工変状検知装置を新型に更新 2020年度から

ニュース画像:トンネラスによるトンネル内部の撮影 - 「JR東海、在来線のトンネル覆工変状検知装置を新型に更新 2020年度から」
トンネラスによるトンネル内部の撮影

©JR東海

JR東海は、2018年6月13日(水)、トンネル覆工変状検知装置(通称:トンネラス)を、2020年4月に新型のもの取り換え、より高精度かつ効率的な検査ができるように機能を向上させると発表しました。

トンネラスとは、道路上と線路上の両方を走行できる保守用車両で、トンネル内の線路上を走行しながら、カメラを用い内側の壁の状態を撮影することができます。

新型のトンネラスでは、カメラの解像度を向上させることで、現行のものでは幅1ミリメートルまでしか検出できなかったひび割れを、幅0.3ミリメートルまで検出できるようにされます。

また、これまでは施設係員が撮影した画像と目視検査の結果を照合して、ひび割れの幅や長さを測定し、壁の表面の微細なひび割れを記した図面を作成していましたが、新型では、撮影した画像上で幅や長さを自動で計測できる機能を追加し、ひび割れが進行した箇所とその進行具合をより正確に把握できるようになります。

そのほか、従来は専用の装置を使って列車とトンネル内側の壁までの距離を測定して建築限界が確保されていることを確認していましたが、新型では高精度のレーザを搭載し、トンネル内側の壁の画像撮影と建築限界の測定を同時に行えるようにします。

なお、新型のトンネラスに対する投資額は約4.3億円です。詳しくはJR東海のウェブサイトを参照ください。

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