立山黒部貫光は2018年6月28日(木)、2017年度の決算概要を公表しました。2017年度は、立山ケーブルカーが4月10日(月)から11月30日(木)まで235日間営業、立山トンネルトロリーバス、立山ロープウェイ、黒部ケーブルカーは4月15日(土)から11月30日(木)まで230日間営業しています。
立山黒部アルペンルートの入り込み人員は、対前年比101パーセントにあたる7,000人増の92万9,000人と、微増でした。このうち、国内旅客が対前年比98パーセントの1万4,000人減の66万6,000人となる一方、訪日旅客は対前年比109パーセントの2万1,000人増の26万3,000人となりました。
各線の輸送人員の内訳は、立山ケーブルカーが前年度の横ばいの77万8,763人、立山トンネルトロリーバスが対前年比103パーセントにあたる69万5,411人、立山ロープウェイが対前年比103パーセントにあたる71万3,300人、黒部ケーブルカーが対前年比103パーセントにあたる72万3,837人となっています。
この結果、鋼索・索道・無軌条電車事業の運輸収益は対前年比102パーセントにあたる26億6,300万円でした。これに、自動車事業と構内販売等付帯事業をあわせ、対前年比の収益合計は対前年比5億5,000万円増の44億3,500万円となっています。
しかし、営業費は、人件費、除雪費、減価償却費等が増加し、対前年比104パーセントにあたる44億2,100万円と増加しています。これに営業外収益、営業外費用、補助金受け入れによる特別利益、および黒部山荘売却に係る固定資産売却損等の特別損失、さらに法人税等調整額を加減した結果、2017年度の純利益は、対前年比8,300万円減少の1,200万円にとどまっています。
詳しい内訳等については、立山黒部貫光のウェブサイトを参照ください。