阪急阪神ホールディングス傘下のアイテック阪急阪神と、地理情報システムの開発などを行っているドーンは、2018年7月9日(月)に、予め撮影した列車の走行動画や軌道内設備の状況等、鉄道沿線の保守や安全確認に関する情報を電子地図にリンクさせ、管理できる「走行動画閲覧・検索システム」を開発したと発表しました。
このシステムは、走行する列車の運転台等に設置したカメラから沿線状況を撮影した走行動画や、駅・橋梁・信号などの管理情報や画像等を、GIS(地理情報システム)上で管理することができるというもので、GPS情報を基準に、走行動画・設備情報の検索や情報追加を行うことが可能です。
また、スマートフォンなどで撮影した写真と撮影場所のGPS情報を連動させて自動的に地図上に表示する機能も備えており、作業現場における周辺状況の共有を容易に行うことができます。これにより、走行動画、設備情報といった登録情報の検索機能と併せ、鉄道事業者による工事計画や保守点検への活用が期待されています。
詳しくは、阪神電気鉄道のウェブサイトを参照ください。