復原駅舎 イメージ
JR九州は、2018年7月25日(水)に、鹿児島本線門司港駅で工事を行なっている復原駅舎について、2019年3月にグランドオープンさせると発表しました。
門司港駅は1988年に鉄道駅としては、日本で初めて重要文化財に指定されています。今回の工事では、創建された1914年の姿で復原されており、外壁は石貼り風にモルタルを塗り、屋根は天然の石盤で覆います。さらに、時代とともに失われてしまった屋根まわりの飾りを復原するとともに、1929年に設置された正面車寄せの庇は取り除きます。なお、門司港駅のシンボルとなっている大時計は、1920年に設置されたものですが、九州初の電気時計という歴史的価値を尊重し、新調したものを設置します。
駅舎の内部では、1階に淡い黄色に塗装した腰壁と天井、2階にはこげ茶い色にワニス塗装を施した腰壁と天井を採用し、壁には白い漆喰を使っています。さらに2階には、シャンデリアを復原し、使用すします。グランドオープン後は、1階にカフェ「スターバックス」、2階にレストラン「みかど食堂byNARISAWA」が入居する予定です。
なお、「みかど食堂byNARISAWA」は、東京の南青山でレストラン「NARISAWA」を営業し、「或る列車」のスイーツコースを演出している成澤由浩さんが監修を務めます。
また、グランドオープンに先立ち、現在、仮駅舎で営業している「みどりの窓口」と券売機は、11月10日(土)から復原駅舎で営業を開始します。詳しくは、JR九州のウェブサイトを参照ください。
