青森行の日中常磐線・東北本線を走る花形急行の「みちのく号」です。
当時は上野駅発9:50で終着の青森駅着が23:30で、青函連絡船の1便に連絡しておりました。
1号車から11号車までが青森行、12・13号車は途中の盛岡止まり(ジジイの推測ですが、沼宮内駅以北の十三本木峠の上り勾配が23‰の為、牽引が無理だったようです)
1・2号車が2等指定席車、3号車が1等指定席で4号車が1等自由席、5号車が食堂車で盛岡まで営業でした。
盆暮の繁忙期には2等指定席は自由席になり、1等自由席は逆に指定席に変更になったように記憶しております。客車は全てスハ級の重い車両でナハ級の車両は殆どが東海道・山陽方面に使用されておりました。
ジジイが上野車掌区の専務車掌になった1980年頃は常磐線・東北本線は既に電化されており、583系電車になっていたので客車の「みちのく」には乗務できませんでした。