2618.2km 5駅 期間: 2015/01/06〜2015/01/07
鉄レコ日誌「トワイライトエクスプレス乗車の為だけに北海道へ」に含まれる写真を全69枚を表示しています。
青森駅に到着時に一瞬だけ見かけたED79 7号機。トワイライトに乗車した場合、本来この車両には真夜中にお世話になる上に展望スイートにでも乗車出来ない限りはこんな間近にじっくりとはお目にかかれない存在なのですがね・・・ 乗車時間だけで言えば本来の時刻よりは3時間半長くはなりましたが、消化不良感は拭えません。 コレのリベンジは翌月の上りトワイライトの乗車に持ち越しです。
そんな訳でトンボ帰りする事を決めたのだが、先ほどまで過ごしていた〈サロンデュノール〉の車内で他の乗客と会話したときに、やはりトワイライトに乗る為だけに旅行されていて札幌到着後に夕方の新千歳からのフライトで本州に帰る計画の方が数人いらした。 しかし本日はこの吹雪による悪天候で新千歳からの航空便には軒並み欠航や天候調査中の表示が並んでいるらしく、翌日の仕事の為に本日中に帰りたいと言うが、どうなるかは行ってみないと確認出来ない。もし行っても飛行機が飛べるかは保証が無いと・・・ 不明確だが新千歳に出るとなると 帰る為に先にすすむ必要がある矛盾に頭を抱えているようでした。 車窓に見えてきたのは合流する函館本線の軌道とその向こうに見えるJR貨物のDF200形レッドベア機関車の大群
本来入る予定のない函館駅のホームに収まる〈トワイライトエクスプレス〉の姿 レアなハズだが見たくは無かった・・・
ホームには北海道色のキハ40形気動車もいます。 そしてスイッチバックしないで発車する 心の中で「あぁ~!!そっちじゃな~い!!!」て叫ぶのも無駄な抵抗で・・・
五稜郭駅に停車しました。 本来ならば此所でエスコート役をDD51型重連に切り替えてスイッチバックするハズなんですが・・・
だんだん海岸線から街中にはいって 車窓にキハ58系(北海道だからキハ56系かな?)や元〈快速海峡〉用の50系客車が見えてきたと思ったら・・・
吹雪の津軽海峡沿いの海岸線を順調にすすんで、名残惜しくも乗車時間が残り少なくなってきてます。 考えてみたら、定刻運転ならば10時前には下車するところを、時刻は13時を過ぎていて、3時間半は長く車内に乗っていられたのですね。これを自分に言い聞かせて納得いかない気分を押し殺します。 さて、函館に到着した後なんですが・・・JR北海道としては代行輸送として定期列車の〈北斗9号〉が丁度連絡できる時刻なのでこれを利用するか(しかし増結車両が無いので全員は座れずに立席が出るかもとか)または各方面に代行バスも用意したので希望者は申出てくれとの案内は有りました。 選んだ行き先は・・・ この旅行自体が札幌に行くことが目的では無く、あくまでも〈トワイライトエクスプレス〉に乗って札幌に行くことが目的なので、肝心のトワイライトが打ち切りになる以上はこの先にすすむ意味が見つからず、さらに翌月には上りの〈トワイライトエクスプレス〉に乗れる機会は得ていたので、札幌にはその時に行けるので今回は函館から折り返し〈スーパー白鳥〉に乗って帰る事にした。 (翌日に仕事も有るのが理由の一つでもある)
下車準備もしないといけないで、青函トンネル通過中に自室のツインに戻った。 そして北海道に上陸、青森駅を発車してからは対向列車待ちも比較的スムーズで極端に停車する事は無くなった。 江差線の釜谷駅もそうとう吹雪いてます。
そして新・在併用の3線軌道区間に入る。 やはり青函トンネル内は外気よりも暖かいと見えて、車体に張り付いた雪や氷もみるみる溶けてきている様子
中小国まできていよいよ北海道新幹線との併用区間に入って行きます。 窓の外側には一晩吹雪に晒されて雪が凍り付いてます。 函館打ち切りに付いて勿論納得はしていませんが、元鉄道員だった自分なりに整理すると・・・ JR北海道の指令員の立場で考えると・・・・・・ ①トワイライトの車両はJR西日本の持ち物で札幌到着後には直ぐに車内整備をして当日中に折り返しの上り列車として発車させなければならない。 ②北海道側には代わりにトワイライトとして運転出来る予備車もないので下り列車が到着しない事には上り列車を折り返せない。 ③ただでさえ定刻運転でも札幌での折り返しに4時間程しかないのに、7時間も遅れた列車を無理に札幌まで運転すると、どんなに急いでも折り返しの列車を札幌発の段階から4時間ほど遅らせて出発させる事になり、上り列車を受け入れるJR東日本とJR西日本に迷惑かける。 ④もし函館で打ち切る事が出来るならば、折り返しの上りトワイライトは余裕を持って函館から定時で出発させる事が出来るので、この面でJR東や西に迷惑をかけずに済む。 ⑤その際に不足する輸送力は自社の北斗とかの気動車や別途用意する代行バス等で十分にカバー出来る。 ⑥そもそも旅客との輸送契約は安全確実に函館から札幌などの各目的地へ、または札幌などの各出発地から函館に待機する列車に乗り継げるまで運ぶ事であり、非常時にはそれがトワイライト以外の一版車両でも致し方ない。 ⑦代換輸送ならば上りと下りを別々の車両で同時に行う事も出来る為にはるかに効率的。 等と合理的に考えるだろう事は理解出来る。
そして青森車両センターから通過する頃にカレチさんから改めて放送が・・・ 本日のこの〈トワイライトエクスプレス〉は札幌まで行かずに函館にて打ち切りになるとの内容でした。先ほど入った業務連絡のアラームが聞こえた時に感じた嫌な予感が現実になった瞬間でした。 たちまちサロンデュノールに居合わせた乗客達からは「えぇ~!?」という落胆の声やブーイングが聞こえて来ます。 そりゃあ皆さんあのとんでもないチケット争奪戦に打ち勝ってこの場に居る訳ですから、たとえ何時間遅れてでも、この素晴らしい列車で終点まで乗って行きたい気持ちは同じだと思います。それどころかこの幸せな空間に一分でも長く居座れるならば、むしろ遅れる事は大歓迎な気分は多かれ少なかれ有るのではないでしょうか? それが途中で打ち切りとなると、いきなり現実にたたき出されるわけですから言いたい気分は分かります。
そして盛岡色のキハ40系も・・・ みんな消えゆく車両達なんですね・・・ そして此所、青森車両センターもこの1年後の北海道新幹線開業の際に縮小・閉鎖されてしまいました。 時代の変化を感じます。
211系電車も! 首都圏で生活する者として、見慣れた直流電車が遠く離れた交流区間の青森で大量に存在している事にすこし違和感を感じます。 屋根上の高く積もった雪に長く眠っているのが見て取れます。
元〈スーパーひたち〉用の651系電車の姿も有りました。白いタキシードボディが大量の雪に埋もれています。
双頭連結器装備で首都圏からの疎開車両の回送などに大活躍のEF81 139号機の姿もありました。
カメラのフォーカスが勝手に窓の水滴に行こうとするのに抗いながら 次々と現れる車両にシャッターを切る。この後大阪から一晩同行してきて吹雪との格闘で一際雪まみれな姿になったEf81 114号機も見かけたのだが、完全にピンぼけで失敗
大雪に埋もれてはいるものの、寝台特急〈あけぼの〉用の24系客車や特急〈つがる〉用のE751系電車の姿が見えます。
中断した放送に何となく嫌な予感を覚えながらも列車は青森車両センターに差し掛かる。
進行方向が変わって青森駅を発車し大雪の雪国の中を進む〈サロンデュノール〉の車内。 カレチさんからのこの先の運転予定についての案内放送が入るが、その最中に運輸指令から業務連絡らしきアラーム音が放送に被り、カレチさん「少々お待ち下さい」と一旦放送を打ち切る。
ホームの向こうに大阪から此所まで吹雪の中を激闘してくれて雪まみれになったEF81 114号機が機回しされて行くのがチラッと見えます。 しかし、このまま札幌に向かうとなると既に6時間以上遅延しているので当然ながら帰りに指定してある〔スーパー北斗〕や〔スーパー白鳥〕と新幹線〔はやぶさ〕には間に合わず、今日中に東京に帰る事は出来なくなる。 一応、仕事仲間に列車遅延の為、この日に帰れないかもしれない、場合によっては翌日も休む可能性もある事を伝えた。渋々同意をもらい、それならば今夜の〔はまなす〕で青森まで帰る事も検討してみる。 貨物列車も多い津軽海峡線の対向列車待ちなのか青森駅でも45分ほど待たされての発車となった。
遅れながらも青森駅まで到着しました。時刻は10時をまわって居ます。定刻ならば今頃終着の札幌駅に到着している頃です。 当然ここも運転停車で客扱いはしないのでドアは開きません。おくれてもよっぽどの事が無い限り乗客は洞爺駅まで缶詰です。 ここで大阪から担当してくれたJR 西日本のカレチさんからJR北海道のカレチさんに交代します。 交代したカレチさんからは直ぐに「遅れても終点の札幌まで運転する予定」だとの案内放送が入りサロンデュノールに居合わせた乗客からは歓声も出ました。
やっと青森駅に近づいてこの先の津軽海峡線をエスコートしてくれるED79型が出迎えてくれました。 本日の担当は7号機のようです。
〔スーパー白鳥〕のヘッドマークが確認出来ます。
津軽新城駅まできてやっと北海道らしきものを目撃できた。 津軽海峡線にて〔特急 スーパー白鳥号〕にて活躍中のJR北海道の789系電車が新青森駅から一駅あしを伸ばしてこの駅で折り返しの準備をしているようです。
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青森駅に到着時に一瞬だけ見かけたED79 7号機。トワイライトに乗車した場合、本来この車両には真夜中にお世話になる上に展望スイートにでも乗車出来ない限りはこんな間近にじっくりとはお目にかかれない存在なのですがね・・・
乗車時間だけで言えば本来の時刻よりは3時間半長くはなりましたが、消化不良感は拭えません。
コレのリベンジは翌月の上りトワイライトの乗車に持ち越しです。