評論家、ジャーナリスト、マスコミ研究者で活動する放送批評懇談会は、2020年7月のギャラクシー賞月間賞にタモリ倶楽部「ストリートビューでオンライン撮り鉄！ 偶然鉄道フォトコンテスト」を選定しました。この番組は6月26日(金)と7月3日(金)深夜に放送されました。

番組は、Googleストリートビューに偶然写り込んだ鉄道を見つける「オンライン撮り鉄」を自宅で楽しめる鉄道趣味として紹介し、リモート収録でタモリさんが実際に挑戦しました。放送批評懇談会は月間賞の選定理由にコロナでどこへも行けない状況を逆手にとり、ストリートビューで偶然映った電車を探しだす「グー鉄」という鉄道おたくジャンルを開拓し、ネット映像に映る光や時刻表から推理し、地図上の電車を探すことにワクワクさせられたと評しています。

ギャラクシー賞は、テレビ、ラジオの番組、関係者を顕彰し、58年に渡り日本の放送文化の質的な向上に貢献しています。テレビ部門は毎月、自主的に番組を推奨する「月間賞」が設けられています。