リニューアル後の「結崎駅」
近畿日本鉄道 近鉄橿原線 結崎駅は2022年6月5日(日)始発列車から、新駅舎の使用を開始します。同社と地元の奈良県磯城郡川西町では駅完成を記念して、駅前広場でオープニングイベントを開催。新駅舎を手がけたトータルデザイン企業「イチバンセン」の代表で建築家の川西康之氏が、駅舎など現地の案内や近鉄の新型一般車両の説明などを行う予定です。
川西氏は川西町出身で、これまで「WEST EXPRESS 銀河」や「えちごトキめきリゾート雪月花」、先日発表されたばかりの24年振りとなる近鉄の新型一般車両など、鉄道に関するデザイン設計を担当しています。
駅舎は、伝統建築の「大和棟(やまとむね)」をモダンに表現した建築で、バリアフリー適合スロープを設置、全ての利用者が使いやすい駅に生まれ変わります。また、駅前広場には、駅のすぐ北西にある佐々木塚古墳を保存活用するとともに、観世能楽発祥の地、結崎にちなみ、能舞台を模したウッドデッキを整備。歴史ある川西町の玄関口にふさわしい、人が集うにぎわいづくりの場を演出します。
6月5日(日)のオープニングイベント「カワニシ Family Holiday ＆ えきまえテラス」では、おいしいグルメブース、生バンドや式下中学校吹奏楽部による演奏、ビニール傘に絵を描くワークショップを開催。また、近鉄とのコラボとして駅員さんの制服で記念撮影、特急「ひのとり」のミニ鉄道展示、記念グッズの販売なども実施します。開催時間は10時～16時です。