日立製作所がアンサルドSTSの株式を追加取得 発行済株式の約32%

日立製作所は、2018年10月29日(月)、同社の子会社である日立レール・イタリア・インベストメント(HRII)を通じ、アンサルドSTSの発行済株式の31.794%に相当する株式、63,588,837株を取得する契約を締結したと発表しました。

取得価格は1株当たり12.7ユーロ、日本円で約1,620円です。取得は総額約8億8百万ユーロ、日本円で約1,030億円の相対取引で行われ、関連する決済は、2018年11月2日(金)に行われました。

HRIIは、既にアンサルドSTSの株式の過半数を取得しており、今回の株式追加取得により、同社は、イタリア証券取引所が管理する電子株式市場のスターセグメントに上場している、イタリア企業であるアンサルドSTS社の発行済株式の82.567%、165,133,539株を保有することとなります。

日立製作所 鉄道ビジネスユニットCEOのアリステア・ドーマー氏は、今回の株式追加取得は、総合的な鉄道ソリューションプロバイダーとして、グローバル市場をけん引する目標を実現するための重要なマイルストーンであると、コメントしています。

なお、10月29日(月)には、HRIIは別のプレスリリースにて、日立による株式取得で合意した、エリオットが直接的または間接的に保有する普通株式を除いたアンサルドSTS社の全ての普通株式について、公開買付を実施すると発表しています。

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