国土交通省、準天頂衛星システムを鉄道で活用するための検討会を開催

国土交通省鉄道局は2019年2月19日(火)に、「第1回 鉄道における準天頂衛星等システム活用検討会」を開催しました。

2018年11月に運用が開始された準天頂衛星「みちびき」は、2016年に閣議決定された宇宙基本企画などを受けて、強化が進められている測位・通信用宇宙システムの中でも、官民合同の大臣会合が設置されるなど、様々な分野で高精度測位などの利活用促進に向けた検討が行われています。

鉄道分野では、「みちびき」を中核にした測位・通信システムを活用することにより、走行する列車の位置を精度たかっく検知することが可能となることから、従来より使用してきた列車位置を検知するための地上設備の省力化や効率化を図ることが可能なほか、接近する走行列車情報を確認しながら保守作業ができるようになるなど、安全性の向上が期待できます。将来は鉄道の運行管理への活用も可能であるとされています。

今回、開催されて検討会では、準天頂衛星「みちびき」を含む衛星測位システムの活用方法や課題などを出し合い、フィールド試験による測位データの信頼性検証などを行い、鉄道分野での同衛星測位システムの実用化に向けた方向性などをまとめています。

期日: 2019/02/19

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