国交省、オリンピックの深夜輸送に伴い定期検査の弾力的な運用を可能に

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定期検査に関する告示と特例時

©国土交通省

国土交通省鉄道局技術企画課は2019年11月8日(金)、東京オリンピック期間中の鉄道の深夜輸送に伴い、定期検査実施時期の弾力的な運用を可能にしました。

東京オリンピックの開催期間中は、首都圏の鉄道が深夜輸送を行う予定で、この影響により終電後の施設検査について十分な作業時間の確保が困難となるおそれがあります。このため、安全を確保した上で弾力的な運用が行える措置が講じられました。

鉄道施設の定期検査は施設の変状等を適切に確認する必要があり、各年の同じ時期に、施設毎に定めた「検査の基準日」の前後一定期間内を「検査を実施する期間」として定めて実施することとしています。ただし、検査の基準日がオリンピック開催期間中の2020年7月および8月とされている施設の定期検査について、深夜輸送の影響等により例年通りの定期検査の実施が困難な場合、当該検査を1カ月前倒して実施できるようになります。

なお、この場合でも、施設や車両の定期検査に関する告示に基づく最長の検査の間隔、例えば検査周期が1年のものは1年3カ月を超えないこととし、現行と同等の安全確保を担保します。

期日: 2019/11/08から

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