観光列車の市場規模、前年比4.4%増に拡大

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矢野経済研究所は2020年3月4日(水)、国内の観光列車市場に関し、市場規模が拡大しているとする調査・予測結果を公表しました。この調査は、乗車券、指定席券、旅行商品などをベースに観光列車の市場規模を推計したものです。

2018年度は事業者売上高ベースで157億円の市場規模でしたが、2019年度は各鉄道会社の観光列車の付加価値を高める取組みにより、前年度比4.4パーセント(%)増の163億9,000万円となると予測しています。なお、2月後半から3月に新型コロナウイルスの影響で運休する等、各社の対応は考慮されていません。

この調査は、国内観光列車の将来展望について、2020年以降も新しく登場する観光列車が控えており、今後も多様化が進み、鉄道事業者のみならず他の業界からの参入が活発化する可能性があり、より一層、運行地域や種類が充実すると予測しています。

その反面、各鉄道事業者は、他の列車との違いやその列車ならではの魅力を明確にすることが求められ、新規参入する企業は、既存の観光列車の分析や運行地域の資源の再発見や磨き上げなど、より訴求力の高い企画が求められると分析しています。

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