東急の駅・車内「忘れ物」、ブックオフがリユース品として販売へ

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実証実験のイメージ

©東急電鉄

東急電鉄とブックオフは2021年12月8日(水)、資源循環型まちづくりに向け、両社が連携して実証実験の開始を発表しました。駅や車内などで拾得された忘れ物のうち、法的な保管期間が経過し、東急が所有権を取得した物品をリユース品として、ブックオフが再流通する実証実験です。

現状、東急線での忘れ物は、遺失物法に則り適切に保管・管理されています。持ち主が見つからず、法的に保管期間が過ぎた忘れ物は廃棄物として処理されています。その廃棄量は年間約25トンにのぼり、この中には使用できる状態の傘、衣類、服飾・雑貨、かばん類などが数多く含まれています。

実証実験は、リユース・リサイクル事業を手がけるブックオフのノウハウを活用し、法的に保管期間の過ぎた忘れ物を再資源化、国内外のブックオフグループ店舗網を活用して再流通させ、環境負荷の低減効果を検証します。

この実証実験を通じて東急電鉄が得た収益は、再生可能エネルギー100%で走行する世田谷線、SDGsトレインの電力購入など、環境配慮の取り組みに活用されます。また、この結果を鉄道施設以外の忘れ物などにも対象を拡大することも検討します。

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