京急電鉄は2024年2月に、共用部に鉄道業界初となる引退した鉄道車両の部品を利活用したリノベーション分譲マンションの販売を開始します。
対象マンションは、京急富岡駅最寄りの「プライムフィット横浜富岡」(神奈川県横浜市)。リノベーションした施設内の共用部集会スペースやワークスペースでは、ソファとして車両の「座席」や「網棚」を活用した飾り棚を設置します。さらに、ワークスペースの入室表示に「車側灯」、マンションの階数表示には「車両番号銘板」を使用します。
鉄道内装材のほか、エントランスアートに布由来のアップサイクル素材「NUNOUS」や、音の吸収性を考慮した木毛セメント板を採用。価値あるものを未来に継承することや、工事に伴う環境負荷低減を図ります。
「プライムフィット横浜富岡」の販売開始は、2024年2月からの予定です。