西武5000系 1992年09月26日撮影
BSフジのドキュメンタリー番組「鉄道伝説」は、2023年10月23日(月)深夜に「第124回 西武5000系レッドアロー号〜都心と秩父を短時間で結べ〜」を放送します。放送時間は24時30分から25時です。
鉄道の歴史・伝説に迫る番組、「鉄道伝説」。今回は、「西武5000系レッドアロー号」を紹介します。
東京西部と埼玉南西部で12の路線を有する大手私鉄の西武鉄道(西武)。その路線の1つが、埼玉県の吾野と西武秩父を結んで走る山岳路線・西武秩父線です。
西武は当初、この地方で産出される石灰石などの貨物輸送を目的として同路線を計画しましたが、その後、観光向けへ変更。そして1969年に観光用として製造されたのが、西武初の有料特急車両「5000系電車」でした。
車体に刻まれた赤いラインからレッドアロー号の愛称を持ち、都心の池袋から秩父までの所要時間を大幅に短縮。製造から30年近くの長い間走り続け、多くの観光客が利用しただけではなく、飯能方面への帰宅の足としても使用され、現在の通勤用特急の先駆けともなりました。
西武のフラッグシップとして走り続けた5000系レッドアロー号と、その誕生の背景にあった大激動の時代の波を乗り越えてきた西武の歴史に迫ります。
西武5000系 1995年09月09日撮影
