将来は共通車両も!? JR東・西、在来線車両の装置・部品の共通化を検討

ニュース画像:E235系 2023年07月07日撮影 - 「将来は共通車両も!? JR東・西、在来線車両の装置・部品の共通化を検討」
E235系 2023年07月07日撮影

©レイルラボ くりはしさん

JR東日本とJR西日本は2024年7月5日、在来線車両の装置・部品の共通化の検討を開始しました。両社はこれまで、上越・北陸新幹線のE7系/W7系の共同設計・運行を行っていましたが、在来線車両での技術的な連携は初の取り組みです。

この連携は、旅客輸送量や労働生産人口の減少が見込まれる中、安定的な鉄道事業サービスの維持発展させるためとのこと。部品共通化により、調達の容易化や生産性の向上を図ります。

ニュース画像 1枚目:323系 2023年05月05日撮影
323系 2023年05月05日撮影

©レイルラボ 緩行線のどっかさん

両社はまず、主電動機(モーター)や行先表示器、パンタグラフなどの装置・部品の共通化を検討し、その後両社の独自性と効率化のバランスを見ながら共通化の対象部品を拡大していくとしています。ドア位置や枚数、デザインなどといった両社がそれぞれ独自の仕様を持つものについては今後検討し、将来的には共通化車両の展開も構想しています。

ニュース画像 2枚目:JR東日本・西日本 部品共通化 イメージ
JR東日本・西日本 部品共通化 イメージ

©JR東日本、JR西日本

国鉄の分割民営化後、JR各社はそれぞれ独自に在来線車両を開発・発展させてきており、今回のような会社の垣根を超えた技術連携が行われるのは異例のことです。

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