ボンバルディア・トランスポーテーション(Bombardier Transportation)は、株式10%を保有するジョイント・ベンチャー(JV)のLAX Integrated Express Solutions(LINXS)が、ロサンゼルス国際空港と契約を締結したと発表しました。LINXSが契約を果たしたのは、ロサンゼルス国際空港(LAX)の新交通システム(APM:Automated People Mover)で、設計、建設、財務、運営を担います。総契約額は、およそ49億米ドルと見積もられています。
LINXSは、ジョイント・ベンチャー(JV)と2つの契約を締結し、1つは設計・建設部分、もう1つは運営維持・管理部分です。JVは、設計と建設を担当しており、ボンバルディアとはおよそ2億1,900万米ドルの契約を結びました。さらに、ボンバルディアは運用と保守関連のJVの株式55%を保有し、5億7,600万米ドルの契約を締結しています。
ボンバルディアは、Innovia APM 300を44両の設計と供給、信号、車載通信や各種通信システムと、システムや関連施設の運営、保守サービスを25年間、提供します。この契約により、アメリカ国内で最も忙しい10空港のうち9空港が自動輸送システムにボンバルディアを選択しています。
ロサンゼルス国際空港は世界で5番目、アメリカでは2番目に忙しい空港です。新しいAPMシステムで、空港施設と新しいレンタカー施設と新たなつながりを生み出します。このシステムは、官民パートナーシップ契約モデルを使い、構築されます。
米国でこのように調達される最初の自動化されたムーバーシステムである官民パートナーシップ契約モデルを使用して構築されます。なお、LINXSコンソーシアムは、ACS Infrastructure Development、Balfour Beatty Investments、Fluor Enterprises、HOCHTIEF PPP Solutions North Americaで構成されています。