川崎重工、ニューヨークのPATH向け通勤電車を追加受注へ

ニュース画像:通勤電車 PA-5 - 「川崎重工、ニューヨークのPATH向け通勤電車を追加受注へ」
通勤電車 PA-5

©川崎重工

川崎重工のアメリカ現地法人KRC(Kawasaki Rail Car, Inc)は2018年7月30日(月)、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局トランスハドソン公社(PATH:Port Authority Trans-Hudson Corp)から、通勤電車「PA-5」72両の追加製造、および現在運行中の「PA-5」350両のオーバーホール工事を受注したと発表しました。

追加製造の車両は、構体をネブラスカ州のリンカーン工場で、機器取付と最終組み立てを実施し、機能試験はリンカーン工場とニューヨーク州のKRCヨンカース工場の2カ所で行い、2021年から2022年にかけて、納入する予定です。350両のオーバーホールは、ヨンカース工場で2018年から2024年の6年に渡り順次、実施します。

PATHは、ニューヨークの中心地であるマンハッタン島と、ニュージャージー州を結ぶ通勤路線で、今回受注した72両は、2009年から2012年にかけて同社が納入した「PA-5」の350両の増備車両として営業運転に就きます。オーバーホールは、「PA-5」の高い信頼性を長期的に維持していくことを目的に実施されます。

「PA-5」は、1両の長さが15メートル、幅2.8メートル、高さ3.6メートルの車体、8両編成で運用に就いています。詳しくは、川崎重工のウェブサイトを参照ください。

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