JR東海、ハイブリッド特急車両を新製へ 2019年末に試験車導入

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新型特急車両のデザインイメージ

©JR東海

JR東海は2017年6月7日(水)、特急「ひだ」や「南紀」に使用している85系気動車の取替を見据え、同社では初となるハイブリッド方式を採用した次期特急車両を新製すると発表しました。

新製される特急車両は、2019年末から試験走行車を導入、ハイブリッド方式の技術確立に向けた試験走行が実施される計画です。JR東海では、この試験走行により、安全性や快適性を高めつつ、ハイブリッド方式の鉄道車両では国内初の最速時速120キロメートルでの営業運転を目指すとしています。

なお、現行の85系気動車は、推進軸や変速機を介してエンジンで走行していますが、新製車両は、エンジン発電と蓄電池の電力でモーターで走行します。これにより、気動車特有のギアチェンジが解消され、乗り心地の向上が見込めるほか、環境負荷の低減、メンテナンス性の向上などが図られます。

JR東海は今後、4両1編成の試験走行車を製造し、量産車の導入は2022年度を目指すとしています。

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