九州新幹線長崎ルート、耐震基準改定などで工事費1,188億円増額へ

国土交通省鉄道局施設課は2019年4月12日(金)、鉄道・運輸施設整備支援機構から申請のあった九州新幹線、いわゆる長崎ルートの武雄温泉~長崎間に関する工事費について、増額を認可しました。

これまで工事費は約5,009億円とされていましたが、今回の認可は1,188億円増額し、総額は約6,197億円になります。

理由として、当初1パーセントと見込んでいた物価高騰率が2パーセントとなったこと、消費税率の改定による増額など、労務単価の上昇による増額が518億円、東日本大震災を踏まえた耐震設計基準の改定が109億円、工事用進入路の見直しなど地元との協議結果に伴う増額が439億円、事業着手後に判明した地盤条件による工法見直し額が297億円などとなっています。

一方、発生土運搬先の見直しで175億円のコスト縮減も図っています。また、フリーゲージトレインの導入断念に伴い、佐世保線の複線化区間を肥前山口~武雄温泉間から、大町~高橋間に変更します。これにより、武雄温泉駅で対面乗換方式を行った場合、想定される特急列車の本数増加に対応できます。

もっと、詳しく見る!

ニュースURL

関連ジャンルニュース

このニュースの関連ジャンルのニュースを紹介しています。