京都鉄道博物館は、週末を中心に月替わりで展示車両の車内を特別公開しています。2019年7月の対象車両は、本館1階「鉄道のあゆみ」コーナーに展示中の100系新幹線「122形5003号」です。
この車両は1989年にJR西日本が製造した東海道・山陽新幹線の車両です。時速230キロメートルでの運転を山陽新幹線内で行う「グランドひかり」の東京寄り先頭車として使われました。「グランドひかり」は、2階建車両を4両連続で連結するなど、存在感のある列車でした。晩年は、230キロ運転に必要なトランスポンダ車上子を撤去し、山陽新幹線内の「ひかり」と「こだま」で使用され、2012年に廃車となっています。
公開日は、7月中の土曜・日曜・祝日で、時間は10時から16時30分までです。ただし、12時から13時30分までの昼間の時間帯は、公開を休止します。