JR東海は、東海道新幹線で2013年度以降実施している大規模改修工事について、2019年度から2022年度までの期間に実施する計画内容を公表しました。今回実施される工事では、橋やトンネル等の土木構造物について、予防保全の考えに基づき、経年による変状の発生を抑止する対策を施し、延命化を図ります。
鋼橋では、橋桁の接合部の補強、橋桁を支える部材の取替や補強が実施されるほか、コンクリート橋ではコンクリート表面を鋼板で保護します。トンネルでは、トンネル裏の隙間を充填し、ロックボルトで補強する計画です。なお、今回の計画で、鋼橋とトンネルに対する対策が完了する見込みです。
工事は計1,360億円となり、このうち2019年度は30億円の計画です。2019年度全体の計画額は、発表済みの340億円とあわせ、370億円となります。