しなの鉄道は2020年7月4日(土)、115系S6編成の運行を終了しました。同社は引退を記念し、信州を駆け巡ったS6編成42年間の来歴について、イカロス出版「季刊J-train」の執筆や撮影に携わる前納浩一さん、加藤和毅さんの協力のもと、ホームページで紹介しています。
S6編成は、1977年12月15日に長野鉄道管理局松本運転所へ新製配置され、1986年11月に長野第一運転所へ、1990年3月にはJR東日本 長野支社松本運転所へ転属、その後1997年5月に長野総合車両所へ差替転属されました。1997年からは、しなの鉄道の所属となり、今回、引退を迎えました。
115系1000番代は、国鉄が長野地区の旧形電車置き換えを目的として、1977年から製造し運行されたものです。S6編成は先頭車の車番が2番目「1002」ですが、同1番目「1001」と一緒に落成しており、115系1000番代の第1陣の車両となります。